災害という予期せぬ出来事に対する備えは、どの家庭でも重要です。
豊富な防災グッズを揃えることで、自分や家族を守る助けとなることは確かですが、一方でその準備にはある程度の費用がかかります。
高価な防災グッズをまとめて購入することが困難な家庭も少なくないでしょう。
ところが、100円ショップを使えば、ちょっと値段が高いイメージのある防災グッズもある程度買い揃えることができます。
100円ショップの中でも1番店舗数が多く、全国展開している「ダイソー」は、バリエーション豊かな防災グッズを低価格にて提供しています。
ダイソーの防災グッズを活用することで、コスパ重視の安全対策を実現することが可能となります。
本記事ではでは、注意すべきポイントと併せて、ダイソーで手に入るおすすめの防災グッズをピックアップ。
緊急時に役立つアイテムや、特に地震時の対応に重宝するグッズを紹介します。
手軽な価格という魅力だけでなく、実用性や防災対策に役立つ商品がふんだんに揃っている100均の「ダイソー」。
ぜひダイソーで手に取れる防災グッズをチェックしてみてください。
そして、近くのダイソーの店舗に行き、購入してみてください。
安くてもちゃんと防災グッズを備えておくことは、立派な防災対策になりますよ!
100均のダイソーで購入できるおすすめ防災グッズ
始めに100均「ダイソー」で購入できるおすすめ防災グッズを紹介していきます。
紹介する商品の中には、100円ではない商品もありますが、高くても数百円です。
100均「ダイソー」で購入できるおすすめ防災グッズは以下のものです。
折りたたみウォータータンク(水タンク)
ダイソーの折りたたみウォータータンク(330円)は、水を10リットル入れることができるタンクです。
断水前に水を入れておくことで、水を確保することができる防災グッズです。
上部にあるコックをひねるだけで、簡単に中に入っている水を出せます。
断水時に給水車が来た時は、この商品を持っていくことで、10リットル分の水を受け取ることができます。
柔らかい素材でできているので、落としたりして強い衝撃が加わっても、穴が空くことはないでしょう。
このウォータータンクは、折りたたみ式で、かなり薄くすることができるのが1番の特徴。
なので、使わない時はコンパクトに収納することが可能です。
開くと「25cm×23cm×27cm」です。
防災グッズとしても使えますし、キャンプをする時などにも活躍する商品です。
圧縮タオル(コンパクトタオル)
ダイソーの圧縮タオルは、かなり小さく圧縮されたタオルで、少量の水を垂らすだけで普通のタオルの大きさになる商品です。
使用する前は、カチカチの状態でコンパクト。
ペットボトルのふた1杯分ぐらいの少量の水だけあれば、タオルになります。
個包装されているので衛生的です。
「グッドデザイン賞受賞」も受賞しています。
ダイソーの圧縮タオルは、
- スモール
- レギュラー
- ラージ
の3種類のサイズあります。
サイズと枚数は以下のようになります。
商品名 | サイズ | 枚数 |
---|---|---|
スモール | 16cm×26cm | 20枚 |
レギュラー | 21cm×26cm | 8枚 |
ラージ | 23cm×35cm | 6枚 |
小さいので、防災バッグなどの空いたスペースに入れることができます。
防災としてはもちろん、旅行やキャンプの時などにも使い捨てタオルとして使うことができますね。
緊急簡易トイレ
被災時に1番困るのが「トイレ」です。
水が普段通り流れていれば問題ないのですが、地震の発生時には水道管が損傷して断水することも多いです。
断水状態では、トイレは普段通り使えなくなります。
でも生理現象なので、生きている以上、排泄することは避けることはできません。
水洗トイレが使えなくなった時に場合に備えて、携帯トイレを用意しておきましょう。
ダイソーの携帯トイレ何種類か販売されていますが、僕が購入した「緊急簡易トイレ」は
- 汚物袋
- 凝固剤
- 処理袋
の3つが入っています。
洋式トイレやバケツなどに汚物袋をかぶせて使います。
用を足した後に凝固剤をかければ、ゼリー状になります。
黒い処理袋が付属しているので、用を足した後に汚物袋ごと入れたら、臭いが防げるのはもちろん、外から見えなくなります。
凝固剤で固まったものは、捨てる時に燃えるゴミとして出すことができます。
防災だけでなく、長時間のドライブの備えやアウトドアの時にも使えます。
ただ、1個で1回分なので、大量に購入する場合はコスパは悪いです。
たくさん購入する場合は、僕が備蓄している「Qbit いつでも簡単トイレ」がおすすめ。
50回分入って、定価が3,980円なので、1回あたり79.6円です。
災害備蓄用ライト 24時間
「災害備蓄用ライト 24時間」は、24時間点灯できる電池不要のライトです。
アーティストのコンサートなどで売られている「サイリウム」をイメージしてください。
商品自体をポキっと折り曲げることで中央から光り始め、さらによく振ることで、均等に光が灯ります。
持ち手のところが、吊り下げ用のフックとなっているので、紐や棒にかけることができます。
発熱しないので、子供でも安全!
水に濡れても大丈夫なので、雨の日や水中でも問題なく使えるよ!
最長24時間なので、一晩用となります。
懐中電灯とは違い、遠くを照らすことはできませんが、自分の周りは明るくなります。
折り曲げるだけで光るということで、まずここに書いてある通り、電池も必要ないですし、電気が切れることもありません。
急な停電に備えて、1本常備しておくだけで安心できます。
簡易保温アルミシート
簡易保温アルミシートは、1mmしかない非常に薄いシートですが、風を通さないので、体を暖かく保つことができる防災グッズです。
例えば災害のときに、雨や雪が降って体が濡れてしまった場合、風が吹くと体温を奪われてしまいます。
そういった状況時にアルミシートがあると、風や雨から身を守ることができるので、体温を維持することができます。
サイズは「150cm213cm」で、両手を広げたよりも大きいです。
これだけ大きいので、身体をすっぽりと覆うことができます。
肌と触れてる部分がどんどんポカポカしてくる感覚があります。
非常用袋L873
非常用の持ち出し袋は、避難時に防災グッズや必要なものを入れるための袋です。
避難する時に両手を使えるように、背負えるようになっています。
また、夜間でも見えやすいように反射シートが付いています。
100均のダイソーで購入できるおすすめ地震向け防災グッズ
続いて紹介するのは、地震対策グッズである「耐震マット」「キャスターストッパー」の2つです。
耐震マット
「耐震マット」は、地震の揺れが発生した時に、家具や家電が転倒するのを防ぎます。
透明な材質で、家具の脚などに貼り付けるだけです。
家具が地面と接する面に貼っておくことで、地震が発生した時に衝撃を吸収することができます。
誰でも簡単。
材質は同じでも、
- サイズ
- 厚さ
- 枚数
- 色
が違った4種類が販売されています。
どれも値段は同じ108円(税込)です。
サイズ | 厚さ | 耐重量 (1枚あたり) | 枚数 | 色 |
---|---|---|---|---|
4cm × 4cm | 5mm | 16kg | 4枚 | クリア |
5cm × 5cm | 3mm | 15kg | 4枚 | クリア |
5cm × 5cm | 3mm | 15kg | 4枚 | 黒 |
5cm × 10cm | 5mm | 36kg | 2枚 | クリア |
耐震マットは自分の家にある家具のサイズや重さに合わせて選んでください。
4個入りの商品であれば、家具の四隅に設置しておくことができます。
耐震マットは、ハサミで簡単に切ることができるので、ある程度形も合わせることもできます。
耐震マットを貼り付けておくことで、100%とは言えませんが、家具が転倒する可能性を低くすることができます。
非常に震災対策として便利な商品です。
貼り直しできますし、手洗いもできます。
キャスターストッパー
キャスターストッパーは、キャスター付きの家具などに取り付けることで、簡単に動かなくさせる商品です。
家具の中には「棚」や「衣装ケース」などキャスターが付いているものがあります。
普段は手で押すだけで、棚ごと移動しやすくて便利なのですが、地震が起きた時などには、揺れによりキャスターによって意図せず動くことがあります。
特に中に重たいものが入っているものほど危険になります。
重さの上に勢いが加わって、普段は何でもないものが凶器になりえます。
そのような危険性を回避するために、キャスターが付いている動く棚などを家に置いている人は「キャスターストッパー」の利用がおすすめです。
普通の家具は、底の全面が地面と接地しているので、揺れがきてもなかなか倒れないですし、その上に、紹介した衝撃吸収シートなどを付けて置くことでさらに揺れの影響が少なくなります。
その点、キャスターは4点しか地面と接地していない上に、キャスターが付いているので簡単に横移動します。
この商品はそのキャスターの部分に下にはめておくという商品です。
普段は付けておいて全然邪魔になりませんし、キャスターを使って場所を動かす時だけ外せばいいだけです。
非常に簡単にキャスターを動かさないようにできますし、 100円なので、家にある全部のキャスター付きの家具を固定してもコストはかさみません。
1つの袋に2個入りなので、重たいものなどには2つ購入して4つのキャスターに取り付けておきましょう。
4カ所使用時の耐荷重量は120kgとなっているので、重たい家具でも耐えることができます。
家具だけでなく、コロコロ転がりやすいスーツケース保管時のキャスター固定にもおすすめです。
地震による危険を防止するほかに、普段の生活でのフローリング床のキズ防止にもなるよ!
100均のダイソーで防災グッズを揃えるメリット
100均のダイソーで防災グッズを揃えるメリットを2つ紹介します。
種類が多くてたくさん購入できる
100円ショップで防災グッズを揃えるメリットは、安いので、いろんな種類のものをたくさん購入できることです。
自宅だけでなく、自分の行く場所用にそれぞれ購入して、配置できます。
本格的な防災グッズをちゃんと揃えようとすると、数万円しますがが、ダイソーだと100円の商品を100個買って1万円なので、「これだけ買っても安い」ということが起こります。
国が非常用袋に入れておきたいものをまとめた「災害の備えチェックリスト」というものがありますが、このうちの半分以上が100円ショップで揃えることができます。
僕がおすすめしている「Defend Futureの防災セット1人用Relief2」は、定価で13,000円ですが、ダイソーを使えば食べ物系以外は揃えることができるでしょう。
気軽に購入できる
値段が高い防災グッズだと「これは本当に必要かな?」となかなか購入に踏み切れないこともありますよね。
防災グッズなので、一生使わないかもしれませんからね。
でも、お金が理由で何も用意してなくて、被災時に困ることが最悪です。
100均だと、基本100円。
高くても数百円の商品なので、お金を理由に購入をためらうことがありません。
気軽に購入できるため、万が一の時に「買っててよかった」となります。
1つ1つが安いので、気になる商品は2つ購入して、1つは万が一のためにストックし、1つは事前に使ってみるのがおすすめです。
事前にどうやって使うのかを事前に体験し、使い慣れておくことで、いざというときに慌てずに使うことができます。
キャンプに行く時などに試しに使ってみてください。
100均のダイソーで買えるおすすめ防災グッズまとめ
100均のダイソーで買えるおすすめ防災グッズを紹介しました。
今回紹介した商品は、1つあるだけで役立つ防災グッズになります。
ちょっと値段が高いイメージのある防災グッズも、100円ショップのダイソーではある程度買い揃えることができますよ。
ダイソーの商品は、普通に買ったとしたらものによっては数千円以上するものが、ダイソーは百円〜数百円。
いろいろ揃えても1万円を超えることはないと思います。
自分に必要だと思う人は、記事を参考に災害に備えてください。
今回紹介した商品は、全国にあるダイソーまたはダイソーネットストア
近くにダイソーの店舗がある人は、実際に行ってみて購入してみてください。自分の目で見ることでサイズ感などが分かるでしょう。
店舗が近くにない人、探すのが面倒な人、まとめて購入した異人は、ダイソーネットストアからの購入がおすすめです。11,000円以下の場合は送料がかかるので、できるだけまとめ買いがおすすめです。
安いので、ぜひ揃えてみてください。