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停電時に冷蔵庫の中身は何時間もつ?急な停電後の対応・計画停電前にすべき対策まとめ

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停電が起きたら、冷蔵庫の中はどれぐらいの時間冷たいままなんだろう?

台風や地震で起こる停電は予期することができません。

特に夏の暑い日、突然の停電に遭遇したとき、冷蔵庫に対してどうすればいいのでしょうか?
適切に対処しないと、冷蔵庫内の食材が傷み、腐敗してしまいます。

先に言っておきますが、冷蔵庫は停電しても、扉を開けなければ数時間は冷たい状態を持ちます。

そのためには、停電後に冷蔵庫の扉を開けないことが大事。
その他にもできることはあります。

急な停電以外にも、工事等で人為的に停電を起こす計画停電の場合も、きちんと備えをしておけば、冷蔵庫の中身を守ることができます。

そこで本記事では、

  • 停電時に冷蔵庫の中身は何時間もつ?
  • 停電後に中身を長持ちさせるためにすべきこと
  • 計画停電の前に冷蔵庫の中身を守るためにすべきこと
  • ポータブル電源で冷蔵庫は動かせる?

という疑問について説明していきます。

停電時に冷蔵庫内の食材を守るために効果的に管理する方、備え方、注意点などを知りたい人は参考にしてください。

目次

停電時に冷蔵庫の中身は何時間もつ?

冷蔵庫は電力が供給され、冷却装置が正常に動いている場合は「冷蔵室が2~6℃、野菜室が3~7℃」に保たれています。

そんな冷蔵庫は、停電によって冷却装置が止まってしまったら、中の温度がすぐに上昇すると思われるかもしれません。

ですが、停電時でも扉を一度も開けない場合は2〜3時間は冷蔵庫内の温度は変わらないようになっています。

そのため、停電後2〜3時間であれば、焦る必要なし。
通常通りに冷蔵庫の中身を保存することができます。

その後、数時間も急激な温度上昇はしませんが、冷たい状態をどれぐらい維持できるかは「外気温」と「冷蔵庫の中身の密度」の2つによって左右されます。

冷蔵庫まわりの気温が低いほど長時間もつ

停電後の冷蔵庫内の温度変化は、冷蔵庫の外の気温によって変わってきます。

当たり前ですが、外の気温が暑いほど停電後に冷蔵庫内部の温度が上がりやすく、気温が低いほど冷蔵庫内の温度変化は緩やかです。

夏の場合は外気が暑いので、冬よりも停電後に中の温度が上がりやすいということを覚えておきましょう。

停電したときの季節や時間帯によって、冷たい状態の時間が変わってきます。

冷えた中身が詰まっているほど長時間もつ

意外かもしれませんが、停電時に冷えた中身が多いほど、冷たい状態が保たれます。

これは、冷やされたものが周りの空気を冷やすからです。

また、中身が詰まっているほど、空気の体積も少ないため、空気が暖かくなりにくいのです。

つまり、中身が少ない冷蔵庫の方が、中身が詰まっている冷蔵庫より停電後温度が上がります。

停電のことを考えると、普段から冷蔵庫にものが多いほど強い!

\検証動画はこちら/

停電後に冷蔵庫の中身を長持ちさせるためにすべき対応・対処法

急な停電の場合、冷蔵庫の中身を長持ちさせるためには以下の3つの行動が大事です。

冷蔵庫の扉を開けない

停電が発生した時、冷蔵庫の中身を守るために1番大切なことは扉を開けないことです。

停電時は冷蔵庫はただのクーラーボックス状態になるので、扉を開ける度に冷気が外に逃げてしまいます。

夏の停電時に扉を開ける場合は、できるだけ気温が低い朝や夜に開けるようにしましょう。

冷蔵庫の周りの気温を下げる

停電になった場合、冷蔵庫まわりの気温を下げることが大切です。

特に夏の場合、停電するとエアコンも止まり、涼しくなっていた室温もどんどん上昇していきます。

そのままだと気温がどんどん上昇していくので、空気を循環させるために窓を開けたりして、できるだけ室温を上げないようにしましょう。

逆に冬は停電すると、暖房器具が止まると室温が下がっていくので、冷蔵庫の中身にとってはいいです。

電気を使わない石油ストーブなどで部屋を暖かくする際には、できるだけ冷蔵庫のある部屋では使わないようにしたり、冷蔵庫から離れた場所で使うようにしましょう。

商品や設定温度によって違いますが、冷蔵室は2~6℃の温度に保たれています。

地域や時間帯によって違ってきますが、冬の時期は、外気が冷蔵庫の温度ぐらいになることもあるので、その場合は中身を外に出してもいいでしょう。

復旧の見込みがないのなら肉などの生鮮食品を食べる

停電の復旧の見込みがない場合で、停電から数時間経った場合は、温度上昇によって傷みやすい肉などの食材を食べたり、調理することをおすすめします。

そのままだとだんだんと傷んでいき、腐らせてしまうともったいないです。

また、一度傷んだものは、再度冷やしたところで、元には戻りません。

停電から数時間経ったものを肉などを食べる時は、しっかりと火を通して調理するようにしよう!

冷蔵庫内の気温が上がり、冷凍食品が解凍されてくると、冷蔵庫から水が漏れてくることがあるから、その場合は冷蔵庫の下などにタオルなどを敷くようにしよう!

計画停電の前に冷蔵庫の中身を守るためにすべき対策

突然の停電ではなく、事前に停電することが分かっている計画停電の場合は、事前に対策をしておくことで、中身を守ることができます。

マンションの場合は、1年に1度は全ての電気設備を停電させ、設備を点検する義務があるので、マンションに住んでいる人は計画停電を毎年経験していると思います。

一軒家やアパートの場合は、エリアごとに計画停電が行われるのが一般的ですが、マンションの場合だと一棟ずつ計画停電が行われます。

計画停電は2時間ほどで完了することが多いので、ずっと冷蔵庫を開けなければ基本的に大丈夫。

でも、計画停電が始まる前に以下のことをしておくことによって、さらに安心できます。

冷蔵庫の中身を増やしておく

最初に説明したように、停電時に中身が詰まっている冷蔵庫の方が、中の温度が上がりにくくなります。

したがって、計画停電前には冷蔵庫にものを増やしておきましょう。

冷凍庫には、できるだけ解凍後痛みやすい肉などは入れないようにしましょう。

反対に、解凍するだけで食べれるものを入れておくことで、解凍したらそのまま食べれるのでおすすめです。

「冷えた中身」が大切なので、計画停電直前に入れるのではなく、停電時間の数時間前から冷やしておきましょう。

保冷剤やドライアイスを冷蔵庫上部に置いておく

保冷剤

冷蔵庫の冷却装置が動かなくなった場合、保冷剤やドライアイスを活用することで、冷蔵庫内の温度を冷やすことができます。

空気の密度の関係で「冷たい空気は下へ貯まる」という性質があるので、保冷剤は冷蔵庫の1番上に置くようにしましょう。

そうすることにより、冷気を無駄なく、上から下へ伝えることができます。

保冷剤やドライアイス以外にも、氷や解凍する予定の冷凍食品、下記で紹介する水が入ったペットボトルを凍らせたものも保冷剤代わりとして使うことができます。

水を凍らせておく

水が入ったペットボトルを冷凍庫に入れ、凍らせておくことはおすすめです。

凍ったペットボトルは、冷蔵庫の中に入れておくことで、冷蔵庫の中の温度を冷たく保つための保冷剤代わりになります。

また、夏に停電すると、エアコンや扇風機が使えないため、室温は暑くなり、汗を大量にかきます。

そんな時に凍らせた水があれば、体に当てることで、体を冷やすことができますし、中が溶けたらそのまま飲むことができるので、熱中症対策になります。

水以外にもお茶やジュースなどでもOKです。

傷みやすいのものを冷蔵庫の奥に移動させる

冷蔵庫の外ポケットは外気の影響を受けやすいので、傷みやすい食材や飲み物はできるだけ冷蔵庫の奥の方へ移動させておきましょう。

奥の方ほど温度変化が緩やかです。

冷蔵庫内の温度が上がるにつれて、温度差によって水滴が発生するので、冷蔵庫内にタオルを敷いておくと冷蔵庫内が水で汚くなるのを防ぐことができます。

停電中に食べるものをクーラーボックスや車載冷蔵庫(ポータブル冷蔵庫)に移しておく

停電中に冷蔵庫の中身をクーラーボックスや車載冷蔵庫(ポータブル冷蔵庫)に移しておくことも有効です。

保冷効果は冷蔵庫の方が高いので、あくまで「停電中に冷蔵庫を開けないために、停電中に食べたり飲んだりするものだけをクーラーボックスに移しておく」という使い方をしましょう。

その際、クーラーボックスの中には保冷剤なども一緒に入れておくことで、長時間にわたって冷たい状態を保つことができます。

本体の冷蔵庫の中身を減らしすぎないようにしよう!

自宅に車載冷蔵庫(ポータブル冷蔵庫)がある人は、内蔵バッテリーをフル充電し、冷蔵庫の中身を移しておきましょう。

車載冷蔵庫は消費電力が少ない(60W以下のものが多い)ので、本体のバッテリーが切れても、ポータブル電源で動かすことが可能です。

キャンプや車中泊によく行く人は、停電に備えて車載冷蔵庫を1つ用意しててもいいですね。

製氷機能を停止させて氷を取り除いておく

冷蔵庫には水を入れておくと、氷が自動的にできる製氷機能を搭載しているものが多いです。

普段は自動的に氷ができて便利ですが、停電してしまうと、氷は徐々に溶けてしまいます。

そして、冷蔵庫が再起動すると、一度溶けた水が冷蔵庫の内で凍ってしまいます。

そのため。停電が行われる前は製氷機能を止め、冷蔵庫から氷を取り除いておくことをおすすめします。

器などに入れて、冷蔵庫内に置けば、保冷剤としても使うことができますね。

冷蔵庫のコンセントを抜いておく

電力が復旧する時は、家中の電化製品が一斉に稼働するので、負荷がかかります。
特にモーターを内蔵した家電は高負荷です。

停電時にはコンセントを抜いておき、電力が復旧して、少ししたらコンセントを入れるようにしましょう。

冷蔵庫は当てはまりませんが、暖房器具やアイロンなど発熱する電化製品は通電火災の原因になりうるので、停電した場合は電化製品のコンセントを抜いておくことをおすすめします。

小型の冷蔵庫はポータブル電源で動かせる

小さな冷蔵庫

冷蔵庫・冷凍庫・野菜室がある一般的な家庭用冷蔵庫のW数は150~300Wです。

そのため、出力が大きい上位モデルのポータブル電源でしか動かすことができません。
限られた人しか持ってないようなものです。

ただ、一人暮らしの人を中心に、冷凍庫がないような小さめの冷蔵庫を使っている人もいると思います。

ホテルにあるような冷蔵庫の消費電力は50W程度です。

このような小型の冷蔵庫であれば、エントリーモデルのポータブル電源でも問題なく動かすことができます。

僕が持っているJackery ポータブル電源 240でもフル充電していれば20時間程度は動かすことができます。

1人用の冷蔵庫を持っている人は、停電後にすぐにポータブル電源から電力を供給することで、冷蔵庫の中身を守ることができます。

停電の際に冷蔵庫が壊れた場合は保険が適用されることもある

災害によって家までの送電線が破損した場合だけでなく、落雷によって冷蔵庫に高電圧がかかり、電化製品が壊れる場合もあります。

そのような自然災害によって冷蔵庫が壊れた場合は、冷蔵庫の保証や火災保険が適用されることもあります。

その場合は、冷蔵庫のメーカーや火災保険会社に問い合わせてみてください。

冷蔵庫の内ポケットにメーカや型番が書かれたシールが貼られていることが多いです。

人気の火災保険サービス

停電によって冷蔵庫の中身が腐ったりした場合、食品に関しては保証対象外となります。

停電時の冷蔵庫に関するよくある質問

停電後の食材は食べれますか?

見た目や匂いを確認してください。

未開封のものは食べれるものが多いですが、開封済みの食材・食品はダメになっていることも多いです。

肉などの生鮮食品や牛乳などの乳製品は傷みやすいので注意が必要です。

冷凍していたものが解凍された場合は、そのまま食べるようにしましょう。

停電時に動く冷蔵庫はありますか?

シャープなど一部のメーカーは停電時にも蓄電池によって動き続ける冷蔵庫を販売しています。

一般的な冷蔵庫よりも高価なものが多いですが、お金に余裕のある人は購入を検討してもいいかもしれません。

停電後、電気が復旧しても冷蔵庫が動きません。

古い冷蔵庫は、停電をきっかけに壊れてしまうこともあります。

冷蔵庫は壊れない限り買い換える人が少ないですが、10年ぐらいで買い換えることが推奨されています。

冷蔵庫は安くないですが、古い冷蔵庫よりも省エネなので、電気代を考えると最新のものを使った方が安く済みます。

停電時に冷蔵庫の中身は何時間もつ?計画停電前や停電後にすべきことまとめ

停電後の冷蔵庫の対処法や、計画停電前に何をするべきかについて紹介しました。

停電しても一度も扉を開けない限り、冷蔵庫の温度は2〜3時間ほどは保つことができることを覚えておけば焦ることはないと思います。

急な停電が起こった場合は、極力扉を開けないことが大事です。

計画停電が起こる場合は、冷蔵庫の中身を減らしたり、保冷剤を入れたりして長時間冷たい状態を保てるように対策をしておきましょう。

車載冷蔵庫やポータブル電源を持っている人は上手く活用してください。

災害に備えて防災セットの備えを

日本に住んでいる限り、災害の被害にあう可能性は0ではありません。

防災グッズや非常食がまとまった防災セットを用意しておくことが大切です。

おすすめは「」という防災セットです。

リュック自体が持ちやすいように設計されており、女性でも持ちやすいようになっています。

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